世界的に高名な地質学者であるロリエノワールと、生体医工学者パピヨンノワール。 この二人のフランス人親子の物語こそ、まさに『ガオガイガー』と『ベターマン』を繋ぐキーポイントなのです。
ロリエはリンカージェルという物質の研究分野においては第一人者と称されていましたが、1989年にある事件により死亡。 本人の生前の意思によって遺体は生体部品として保存され、その脳硬膜は蒼斧蛍汰に移植されました。
パピヨンはそんな母の死がきっかけで生体医工学者となり、アマゾンの奥地で「神経細胞の新たな受容体から自然界の微弱な信号を読み取り、 過去現在未来の事象を脳内である程度観測することができる」能力…センシングマインドを獲得します（このエピソードは『ベターマンＣＤ夜話２欲-nozomi-』で描かれています、）。
その力こそ『ガオガイガーＦＩＮＡＬ』第２話でパピヨンに為すべきことを行わせ、第４話で凱に進むべき道を示した力なのです。
後に獅子王雷牙博士に師事したパピヨンは、その係累である阿嘉松親子やルネの協力者となりました。
そして、その縁でＧＧＧの隊員となり、スワンホワイトの後任としてオービットベースの研究部オペレーターとなるのです。
また、2007年の春にはボトムザワールド（『ベターマン』に登場した地底遊園地です）において、 蒼斧蛍汰と彩火乃紀の紹介により初野華と出会い、天海護戒道幾巳との再会を予言しています。

　『ガオガイガーＦＩＮＡＬ』第１話において、2007年夏のパリに雪が降っていました。
この異常気象の理由は第５話において明かされましたが、それはまさに全地球規模のものだったのです。 『ベターマン』をご覧になっていた方なら、第11話で日本中が霧が包まれていたことを覚えておいででしょう。
これは2006年６月の出来事ですが、実はすでに始まっていた全地球規模の異常気象の一部だったのです。
『ベターマン』作中において明かされなかった謎の真相が『ガオガイガーＦＩＮＡＬ』語られる…そんなリンクが、もしかしたら他にもあるかもしれません。